お住まいを守るすべを知る事で
優良施工店を見つけるために必要なこと。
皆さんこんにちは!寿住設リフォーム代表の佐藤です。
近年、増加している”屋根指摘業者”の影響でさまざまな被害のお問い合わせを頂いております。少しでもお役に立てられる様に執筆させていただきました!
本記事は、このような方におススメしております。
・優良施工店を見つける方法
・契約したけど、不安な方
・これから、現調依頼を掛けている
・最近、屋根を指摘された。
この記事で伝えたいこと
先日、屋根の指摘業者が逮捕されたニュースをご覧になった方や、実際にお住いに指摘業者が来られた方もいらっしゃるかと思います。
今回、この記事を書かせて頂いたのも指摘業者の影響が大きく会社に以前工事をされたお客様、足場解体後1週間以内に【棟板金が曲がっている!】と指摘されたお客様、工事したお客様の身内の方で、契約した業者に不信感があり調査依頼のご連絡を度々頂いております。そういったお問い合わせがこの1~2年で急激に増え、被害を最小限にしたい。
ネットで検索しても、防ぐ方法や見極めるポイントが不明確であり、ニュースも逮捕でそれっきりです。これから、工事を検討する方や契約したけど大丈夫かなとご不安の方宛に我々だからこそ解る!
屋根指摘業者と優良施工店の違いについてまとめさせていただきます。
指摘業者と優良施工店の違い
優良施工店でも、近隣に現場がありますと指摘業者と同様にご近所のお客様にご挨拶や塗り替えの時期のお住まいにご提案をさせて頂きます。ここで大きな違いは、【無料で調査は可能なので、屋根に登らさせて見させてください。】このような言葉があるかです。
”屋根に登る”この行為を行うのが屋根指摘業者である大きな見極めの一つです。
足場が無いのに屋根に登る行為は、優良施工店では絶対に行いません。
ー3つの理由ー
1,屋根を破損させてしまう恐れがある。
見るだけなのに、屋根の破損に繋がる行為をすることになるからです。優良施工店は、真剣にお客様のことを考えているからこそ細心の注意を払います。見るだけで破損させたら、工事業者ではなくただの壊し屋だからです。ですが、指摘業者の場合は、屋根に登ることに価値があります。なぜなら、登る事で屋根をわざとに破損させお客様に写真を見せることで、屋根を直す必要がある‼と煽る必要があるからです。
2,従業員を守る為
優良施工店の場合、足場が無い=落下したらケガや言葉では表せない大変なことになります。
屋根指摘業者の場合、足場が無くとも登らせることでしっかり見てもらえるとお客様に安心感を演出する必要があります。その為、従業員のことは関係ありません。また、目的は破損し写真を残すことに意味があるからです。
3,違法行為
建物が2階建てであれば屋根の高さは6〜8mの高さになり、足場なしでの屋根に登る行為は違法の可能性がるからです。屋根に関する法令としては、以下に関係しています。
労働安全衛生規則
(作業床の設置等)
第 5 1 8 条 事 業 者 は 、 高 さ が 2 メ ー ト ル 以 上 の 箇 所
( 作 業 床 の 端 、 開 口 部等 を 除 く 。 ) で 作 業 を 行 う
場 合 に お い て 墜 落 に よ り 労 働 者 に 危 険 を 及 ぼ
す お そ れ の あ る と き は 、 足 場 を 組 み 立 て る 等 の 方 法 に
よ り 作 業 床 を 設 けな け れ ば な ら な い 。
2 事 業 者 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 作 業 床 を 設 け る こ と が
困 難 な と き は 、 防網 を 張 り 、 労 働 者 に 安 全 帯 を 使 用 さ
せ る 等 墜 落 に よ る 労 働 者 の 危 険 を 防止 す る た め の 措 置
を 講 じ な け れ ば な ら な い 。
上記は厚生労働省が作成した労働安全衛生規則の引用ですが、高さ2メートル以上では足場の設置などの危険防止措置の必要性について記載されています。
※1階屋根でも高さ2メートル以上となっています。
ここでのポイント!
絶対に屋根に登らせては、いけない!
業者名の検索
-優良施工店-
所在地・名刺、会社パンフレットがあります。
ネットで会社名を検索すると、マップ上に掲示されていたり、HPがしっかりとあります。
-屋根指摘業者-
所在地付近にある同じ会社名、似たような会社名を使用しています。そこで大切なのは、名刺に記載されいる住所とマップ上に載っている住所が一緒か確認する必要があります。
ここで、違う場合や会社名が違う場合は屋根指摘業者であると言えます。
ここでのポイント!
指摘業者は、所在地が不明であり、会社情報が少ない!
現地調査の方法
現地調査の方法にも、大きな違いがあります。
現地調査方法の仕方もしっかりと確認することで見極める方法の一つになります。
-優良施工店-
屋根の状態を確認する時にドローンや特殊な自撮り棒( 10m以上に伸びる棒)
を使用し、屋根の状態を確認します。
※ドローン使用の場合、撮影日までに近隣の同意書、実施日の告知が必要になります。盗撮にあたる為。
屋根に脚立を使用して登ることは絶対にしません。
-屋根指摘業者-
屋根指摘業者と優良施工店の違いに書いたので重複してしまいますが、脚立を使用し屋根に登って状態を確認します。
お客様に、しっかり見るよ。と安心感を植え付ける要素のように感じますが本来の目的は屋根を登ることでわざと破損させる必要があるからです。破損させることで、直す必要があると煽る行為をします。
※最近では、近隣の方に許可を取らずにドローンを使用する指摘業者も増えてきていますので、同意書を得るのか。細かな部分の確認は必要になります。
ここでのポイント!
屋根を登る業者は、ダメ!
長尺棒を使用する業者を選ぶべし!
見積内容の見方
これは、お客様の許可を得ていただきました屋根指摘業者の見積になります。
-屋根指摘業者-
値段を見てしまうかと思いますが、指摘業者の場合見積内容に足場が無かったり、屋根の平米数を計算することが出来ず一式の表記をします。理由として、お住まいの平米数の計算が特殊だからこそ、出来ない方が多いです。
-優良施工店-
お住いの坪数がわからなくても、現調時に大きさ、平米数。屋根の傾斜角度をしっかりと調べるあげることが出来ます。ですので、お住まいの坪数を聞かれたときにだいたいの坪数で答えたり、わからない…。と来た業者を試すことで見極めることが出来ます。
ここでのポイント!
すべて一式の表記の場合は、屋根指摘業者である。
工事内容の提案力
-屋根指摘業者-
指摘業者の場合、安い。表面で色付けのみの塗料を使用します。
ですが、塗料は何が良いのかわからないですよね?
主に隠ぺい性のあるウレタン系塗料を提案してきます。
その時にこの塗料で大丈夫!と一点張りするのが指摘業者になります。
また、優良施工店との違いを見ると工事方法の豊富さに違いがあります。
-優良施工店-
塗料でも様々な種類を提案していただけるのが優良施工店の良さです。
屋根でも既存の屋根の材質によって、合う合わないが存在します。
その中で最適な塗料を1つで絞るだけでなく、塗装工事以外の候補(屋根カバー工事や葺き替え工事、棟板金交換工事など)を挙げられるのが優良施工店です。
なぜなら、”職人”と聞くと一括りにまとめがちになりますが、屋根に関わる職人は、塗装の職人・板金の職人と部門が分れるからです。
板金の職人は、塗装の職人と比較すると非常に少ないです。
優良施工店としてやっている会社で無い限り、その繋がりは持てず豊富な工事の提案はまずできません。
お住まいの状態にあった工事を提案出来るのは、知識力の高さも示します。
※ここで紹介した住宅板金の職人さんの業務内容になりますが、棟板金交換や、漆喰補修、屋根の一部差し換えや屋根全体を交換する工事をする方達になります。
ここでのポイント!
様々な提案を出来る=知識力・施工力の高さである!
狙われやすいお住まい
屋根指摘業者が狙うお住まいは、
主にスレート屋根のお住まいになります。
理由として、
【棟板金が浮いている】
【劣化していると小さな衝撃で屋根が割れやすい】
【お客さま自身が塗り替えが必要なことを知っている】この3つがあるからです。
工事のご提案にも差があり指摘業者は、基本塗り替えと棟板金のビスの打ち直しを提案します。優良施工店の場合棟板金の交換+塗装/屋根カバー工事この二つを提案します。なぜなら、スレート屋根には、寿命がありどんなにメンテナンスを行っても25年以上持たないからです。どのみち、屋根を交換する必要があります。
ここでのポイント!
いままでの注意事項をしっかりと
確認することで、お住まいを守れます!
まとめ
・屋根を絶対に登らせない
・業者名を検索し、住所が合っているのか。HPがあるのか確認する。
・坪数を教えない。
・見積にしっかりと、平米数や坪数がわかっているのか確認する。
・提案の内容の豊富さ(塗料や工事方法など)
屋根指摘業者と優良施工店の違いを書かせていただきました。
見極めのポイントをまとめさせていただきます。
この5つをポイントとして上げさせていただきます。
工事業者を選ぶのは、お客様ご自身だからこそ契約したそこの業者が大丈夫か判断材料にしていただけたら光栄です。契約したけどご不安を感じたなら、ご相談も可能になります。
相談したから、私どもを選んでくださいとの事は、一切いいません。話を聞いた中で優良施工店である場合には、そのご縁を大切にしてください。と後押しさせて頂きます。