リフォームの基本は屋根を直すこと!
屋根工事
なぜ塗装ではなく屋根工事?
リフォームをする際に意外と忘れられてしまう屋根ですが、
建物の中で最も過酷な環境にさらされている屋根こそメンテナンスが必要です。
一般住宅で多く普及しているスレート屋根は10年に一度、塗装で保護が必要になります。
しかし定期的にメンテナンスを行っても屋根本体の耐久年数があり、
お住まいの状態によっては塗装工事が出来ない場合があります。
また、スレート屋根でもパミール製の物は、既存の屋根本体に問題があるため、
上手く塗料が付着出来ず剝がれ落ちてしまいます。
塗装工事がいらない屋根として、半永久的な耐久性を持つ横暖ルーフは、
ガルバニウム鋼板で出来ており雨漏りや老朽化が起きません。
お住まいを安心して守ることが出来ます。
屋根の劣化症状
スレート屋根
✔雨染み・色褪せ
✔藻や苔の発生
✔棟板金本体の歪み
✔棟板金のビスの緩み
瓦屋根
✔漆喰の劣化
✔ひび割れ・苔の発生
✔瓦のズレ
✔瓦の破損
塗装が出来ないパミール屋根
パミールとは、1996年から2008年に屋根材大手メーカー、ニチハより製造された屋根材(スレート屋根)です。
パミールは、7年で剥離がはじまり10年でボロボロになるほど耐久性に大きな問題があります。
製造期間は1996~2008年で、現在は製造中止になっています。
屋根先の剥離は、パミールの最も特徴的な劣化症状です。パミール製の屋根に塗装を行うことは絶対にできません。塗装をしっかり行っても下地の屋根に問題があるので、1年以内に剥がれてしまうケースが多々あります。パミール製の屋根は、塗装工事ではなくカバー工法か葺き替え工事を行う必要があります。
施工手順
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01
足場組立工事
屋根葺き替え工事は高所作業になるため足場を組みます。
周りに埃やごみが飛ばないように養生メッシュシートを張ります。
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02
既存屋根撤去
アンテナや太陽熱温水器、太陽光発電システムなどを取り外し、劣化した既存の屋根材を撤去します。
日本瓦の場合は瓦だけでなく、瓦を止める浅木や葺き土なども撤去し、スレート瓦や金属屋根の場合は棟板金や防水シートなども負わせて撤去します。
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03
野地板設置
古い野地板に腐食などの劣化がある場合は修復や新しい野地板に張り替えます。
既存の野地板の上に、
構造用合板(コンパネ)などを張る場合もあります。重ね張りすることで、屋根面の補強だけでなく建物全体の補強にもなります。
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04
防水シート設置
既存の屋根材または下地の上に、ルーフィングとよばれる防水シートを張っていきます。ルーフィングは屋根の防水性能の要となる部材で、穴や破れがあると雨漏りの原因になります。
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05
板金工事
新しい屋根を葺いていく前に、板金工事を行います。専門用語で「谷」といいます。屋根勾配から流れた雨がこの谷を通り、雨樋へ流れていきます。ここも非常に雨漏り発生の急所になります。
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06
新しい屋根の設置
瓦よりも軽量な役割や棟板金などの板金部材を取付、隙間を漆喰やシーリング(コーキング)材などで埋め、アンテナなどをもとに戻し完成です。足場を解体、撤去して工事完了となります。
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07
足場解体工事
足場を解体を解体して工事はすべて終了となります。
屋根の種類や色が変わるだけで、すごく雰囲気が変わります。