屋根は、塗らない。ー私が屋根カバー工法を勧める理由ー
- 株式会社 寿住設リフォーム

- 5 日前
- 読了時間: 4分
お客様から見えない部分の屋根だからこそ
― 職人としての裏話 ―
こんにちは。寿住設リフォーム 代表取締役佐藤寿樹です。
初めて、blogを書かせて頂きます。
長くなりますが、私の職人としての経験をお話しします。
【これは、スレート屋根の塗装工事をしていた時の、実体験です。】
屋根は、雨漏りや建物を水から守る、
住まいの中でとても重要な箇所です。
しかし現実は、
屋根の上を歩くだけで――
「パリッ、パリッ」
足元から伝わる、
あの嫌な音。
塗装中ではありません。
ハケやローラーのせいでもありません。
ただ歩いただけで、屋根材が割れてしまう。
割れるたびにシーリングで補修し、
また歩いては割れ、
また補修して塗る。
歩くたびに、
シール補修しては塗る、その繰り返し。
正直、
もうたまらなく嫌な気持ちになりました。
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当時は、それしか選択肢がなかった
とはいえ、
お客様に対して
「割れてしまうから、この屋根はダメです」
「別の工事に変えましょう」
と簡単に言える時代でもありませんでした。
どうすればいいのか分からず、
夜も眠れないほど、
次の日に現場へ行くのが怖いと感じる日もありました。
本来なら、
お客様の大切なお住まいだからこそ
「よし、しっかり施工しよう」と
前向きな気持ちで向かうべき現場です。
それなのに、
胸の中は憂鬱な気持ちでいっぱいでした。
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お客様の一言で、溢れた涙
ある日、休憩中に
お客様から声を掛けられました。
「今日は、元気ないね」
その瞬間、
お客様の顔を見た途端、
涙が溢れてしまいました。
思い切って、
屋根の状況や、
工事中に感じていた正直な気持ちを
すべてお話ししました。
するとお客様は、
「そこまで考えて工事してくれてるの?」
そう言って、
一緒に泣いてくださいました。
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「最適な工事を教えてほしい」
そのお客様は、
こう言ってくださいました。
「そんなに考えてくれるなら、
一番いい工事方法を教えてよ」
私はすぐに答えられず、
こうお伝えしました。
「一晩、考えさせてください」
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その夜、必死に勉強しました
一晩中、
資料を読み、
工法を調べ、
屋根について改めて向き合いました。
そこで、見つかったのです。
金属屋根という選択肢を。
当時は、
まだ今ほど主流ではなく、
決して一般的な工法ではありませんでした。
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それでも、正直に悩みました
正直な話、
塗装工事と比べると
はるかに高額です。
「本当に勧めていいのか」
「金額を聞いて、断られるのではないか」
提案すること自体、
大きく悩みました。
それでも――
屋根の将来、
お客様の住まい、
そして職人として
自分が胸を張れる工事かどうか。
その一点だけを考え、
私は屋根カバー工法をご提案しました。
するとお客様は、
「そんなに良い方法があるなら、
ぜひお願いします」
と、
気持ちよく言ってくださったのです。
その瞬間、
ずっと抱えていた憂鬱な気持ちが
一気に晴れ渡る思いになりました。
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この経験が、私の原点です
この出来事をきっかけに、
私は強く自覚しました。
スレート屋根は、
状況をしっかり見てから
“塗る・塗らない”を判断しなければならない。
なぜなら、
•お客様は、もちろん一番大切
•そして、職人に私と同じ思いをさせたくない
•素材に見合う工事を勧める責任がある
そう強く感じたからです。
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それでも残る、業界への不安
今でも、
塗装を強要する業者は少なくありません。
私は、
仕上がりだけを見て、
その裏側を知らないことが一番怖い
と感じています。
知らないことをいいことに
工事が進められてしまう現実。
そして、
その現場で働く職人さんの気持ちを思うと、
同じ職人として胸が痛みます。
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私の覚悟とお約束
わずかな力ではありますが、
私はこれからも、
•素材に見合う工事
•本当に最適な工事
•将来性のあるご提案
これらを、
絶対に大切にしていきます。
住宅のエキスパートとして、
生涯をかけて取り組んでいくことを、
ここにお約束いたします。
お読みいただきありがとうございます。



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